房総半島一周、30拠点を走破した48時間の全記録

房総半島を駆け抜けた、48時間の無謀な挑戦。
いよいよ自宅を出るという時、俺の心にあったのは高揚感だけじゃない。正直に言えば、「本当にこの行程をこなせるのか」という不安だった。
千葉を、房総半島の南端・白浜から、東総、そして北西部まで。ぐるりと一周するその距離は、初めての車中泊旅としてはあまりに無謀に思えたからだ。
ルートを書き出してみると、自分でも驚く。
- 👉「あずの里いちはら」からスタートし、ふれあいパークきみつと内陸を抜け、房総の海岸線をなぞるように南下し、白浜野島崎で最南端を刻む。そこからグリーンファーム館山を皮切りに内房地域の道の駅を巡り、木更津うまくたの里へ。そこから圏央道で一気に東金へ。正直、この時点ではまだ「旅」より「作業」に近かった。
- 宿泊: 初めての車中泊の地は「RVパークはすぬま」。
- 👉みのりの郷東金をスタートし、東総地区の道の駅を全て制覇。最後は柏のしょうなん、いちかわ、やちよを経て17時10分、帰宅。
だが、ハンドルを握り、一つひとつの道の駅を刻んでいくうちに、「本当にできるのか」と思っていた自分が、気づけば「まだ行ける」と思っていた。
旅は思い通りにいかない!
もちろん、すべてが計画通りにいったわけじゃない。
「和田浦WA・O!」では、手に入れたばかりの記念切符をダッシュボードの隙間に落としてしまい、取れなくなるというアクシデントに見舞われた。
「ここまで来て、これはないだろう」
苦笑いしながらも、俺はわざわざ引き返して、もう一度同じ切符を買い直した。
「ちくら潮風大国」はあいにくの定休日。スタンプも切符も手に入らなかったが、それもまた「次の旅への宿題」だと思えば悪くない。
一人の夜、すべてが自分のものになる
初日の宿、山武市が管理する「RVパークはすぬま」に到着したのは、夕方の18時50分。市役所の3階で受付を済ませたが、その夜の利用者は俺一人だった。
市役所でもらった入浴券の施設が営業していないという誤算もあったが、俺は迷わず車を走らせ、「亀の井ホテル九十九里」へ向かった。
そこで浸かった大きな風呂。
足を伸ばし、ゆっくりと体を温めていると、一日の走行距離が心地よい疲れとなって溶けていくのを感じた。
RVパークに戻って床の準備をする。ランタンに明かりを灯す。

思ったよりも明るい。車の中でスウェットに着替え、テーブルを広げる。東金のベイシアで買った総菜を広げ一気に頬張る。
「うまい!!」
いや、本当は東金のベイシアの総菜が特別に美味いというわけではない。(東金のベイシアさんごめんなさい!(m_m))このシチュエーションで食べるからこそ美味いのだ!そしてこの空間は完全に俺だけのものだった。本当に最高に満足した時間だった。
このあと、俺は自分のお気に入りのYOU TUBEを見ながら菓子を頬張って過ごし、エアーマットを引いて安らぎの世界へと溶け込んでいった。
そう、一つだけ。エアーベッドはシガーソケットから電源を取ってモーターを利用してふくらますのだが、俺の愛車は軽自動車なので、ちと取り回しが窮屈だった(苦笑)。だが、寝心地は良かったよ(^_^)
こうして満足のうちに初日は終わった。
だが、この時の俺は知る由もなかった。
翌日がこの旅で一番きつい試練になることを
【 The Silent Journey:旅の軌跡 】

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